（1） 細胞膜を通過できる物質とできない物質の違い

−答え−

　通過できるのは 　…疎水性の物質

　通過できないのは…親水性の物質

−解説−

生物探究１で学習したように、細胞膜は、リン脂質の層（脂質二重層という）からできています。


親水性の物質は、疎水性の層とはなじまないので、細胞膜を通過することができない。
しかし、疎水性の物質は疎水性の層となじむので、細胞膜を通過することができる。



　もともと、水の中に疎水性の物質はほとんど無いが微量であれば溶けている。
　水の中に溶けている疎水性の物質であれば、細胞膜を自由に通過できる。

例えば、酸素や二酸化炭素は非極性分子であり、水にはほとんど溶けない。
しかし、水に溶けている酸素や二酸化炭素は自由に細胞膜を通過できる。